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水も燃料も。環境負荷低減を心がける工場内の取り組み(後編)

工場内に設けられている濾過プール。日本の基準を上回る、グローバル基準に適合する水質まで浄化処理を行い、環境に配慮した形で河川へ排出している。

「生き物のように周囲の環境の湿度や温度に左右される」といわれ、ただでさえ難しいとされる、リサイクル素材を原料とするECOSENSOR®︎の染色加工は、熟練した職人たちをもってしても難易度が高いとされている。福井県福井市に拠点を構える㈱ミツヤは、旭化成アドバンスとともに、いち早くフッ素フリーの撥水処方の独自開発を進め、「洗濯をしても性能が落ちにくく、かつ各国が定める認証に対応する加工」を量産で実装できる段階となってきたが、環境対応型にシフトしているのは撥水加工だけではない。㈱ミツヤは環境保護および労働者と消費者の安全に配慮した基準を定めたbluesign®systemにおいてbluesign®system partnerとして認定されており、これが求める規格に基づいたさまざまな施策が取られている。たとえば、施設内に設けられている高度な排水処理設備がそれだ。

隣接する建物には、浄水用の濾過プールと排水処理施設が設けられている。ごみを濾過した排水はこのプールでpH処理を行なった後にバクテリアの力で汚れを分解。その上澄み液を、塩素殺菌を行う最終処理施設で処理し、日本の基準を上回る、グローバル基準に適合する水質まで浄化処理を行い、環境に配慮した形で河川へ排出している。

ボイラー用に回収している地域の廃材

また、染色の後加工に使われる熱源にはバイオマス燃料を利用している。地域で生じた廃材(住宅用木材の解体材など)を回収してチップにし、これをボイラーで燃やして生じた蒸気を使っているのだ。工場内の稼働に必要な熱源をまかなえるばかりか、ボイラーから工場へ蒸気を送る過程でタービンを回して発電も行う。工場で必要な電力の15%をここでまかなっている。

「新しい取り組みにチャレンジすることで、これまで培ってきた技術や知見に付加価値がもたらされ、さらなる高みに到達できる。つまり、品質の高さを維持しつつ、時代が求める環境課題に対応することは、自分たちのステップアップの足がかりになります。こうしたチャレンジの先に、どんな世界が広がっているのか。ミツヤのものづくりにぜひ、ご期待下さい」(梅谷貴大さん)

株式会社 ミツヤ:http://www.e-mitsuya.jp

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